The Chickenを聴くサイドルーズテールママと見る面白いグラフの世界
はざまーす、胸板あつしです。
わたくし胸板は「ルーズサイドテール」という髪型が好きなのですが、一部界隈では"Hair of Death"と言われているのは知っていましたか?
実はアニメの分野で、この髪型のお母さんが病気がちだったり、死んでしまう展開が多いため、こう呼ばれているそうです。悲しい… ハガレンのトリシャとかもそうだったよね…
さて前回、胸板的おもろいグラフの紹介をしました。
今回も結構好きなグラフを紹介しようと思います。
では、何を表してるか、当ててみてください!
↓コチラ!
なんなんですかね、これ。交差点の真ん中に新幹線の駅でもある感じ…? 理系的ツッコミとしては、せめて曲線がどっちに凸なのか、もう少しわかりやすくすればいいのに、とか思っちゃいますね。
でもこれ、軸名を隠しただけで、ほぼ元の図のままなのです。ヤバ
もしよければ、最近Jazz好きの間で話題の、めちゃめちゃうまい"The Chicken"を聴きながら、なんのグラフかお考えください。腰が抜けます。
The Chickenを小中学生バンドが演奏してみた(snack time cover)
はい!わかりましたか?
正解は、「価値関数」でした〜!
「価値関数」は、「プロスペクト理論」と呼ばれる「人間がどのように意思決定するかを考える理論」の中に出てきた、「価値の感じ方に歪みがあるよ」を示すグラフです。
この理論は、1979年、行動経済学者であるダニエル・カーネマン氏とエイモス・トベルスキー氏が提唱した学説で、「予想される利益や損失、確率などの条件から、人間がどのように意思決定を行なうのかをモデル化したもの」です。その理論の中で、「価値関数」とは、「メリットとデメリットが同じ額(例えば1万円)だった場合に、1万円のメリットがあった時の嬉しさよりも、1万円のデメリットがあったときの悲しみの方が強い」という心理傾向を表しているのです。
人間って面白いですよねぇ…
昔、この理論をゆうきゆう先生の『マンガで分かる心療内科』で見た時、「人間って何かしら後悔するようにできているんだなぁ…あんま気にしないようにしよ」と思ったことを思い出しました。
それにしても、小学生に戻りたいなぁ…(遠い目)
それでは〜
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ライター : 胸板あつし
東京の大学院生。建築・交通工学や経済学を遠くから眺めている。最近、うちの姪っ子がかわいいので、いつかくる反抗期に怯えている。