世間に反発するクレヨンしんちゃんと見る面白いグラフの世界
はざまーす!!胸板あつしです。
もうすぐブラックデー(4月14日)ですね!(ニッコリ)
そういえば、「最近の若者は…」と僕が言うようになるとは思わなかったのですが、最近の高校生カップルは、スタバで新作を飲みながら、そこそこ大きい声でお互い好きなAV女優を言い合ったりするんですね!(白目) 高校生って大人なんだなぁ…
さて、私、胸板あつしは、色々なグラフを見て、「こんな感じの形してるのか〜」って感じるのが好きなのですが、今日はこんなグラフを紹介したいと思います。
みなさん、なんのグラフかわかりますかね!?
わかりますか?
とりあえずシンキングタイムに、最近お気に入りの「うっせぇわ」クレヨンしんちゃんver.でも聴きながら、考えてもみてください。(集中できない)
【クレヨンしんちゃん】うっせぇわ/弾き語りVer.【まなまる】
はい!そこまで! わかりましたか?
正解は、「ハイポ・サイクル」でした〜。
?なんじゃそりゃ。
これはガートナー社が作り出した造語で、Wikipedia曰く、
特定の技術の成熟度、採用度、社会への適用度を示す図
だそうです。
ちなみに、「ハイプ・サイクル = Hype Cycle」の"hype"とは英辞郎on the webによると
〔~の〕虚偽の広告をする
〔~を〕誇大に宣伝する
と言う意味を表すそうで、新たに登場したテクノロジーが、現時点でハイプ(誇張)されてしまっているのか、実用化が可能なのかを表すグラフ、と言うことになります。
例えば、日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年は以下の図です。
これによれば、2020年の段階で、「次世代型リアル店舗」は「黎明期」、「5G」は「「過度な期待」のピーク期」、「人工知能」は「幻滅期」、「Fintech」は「啓発期」、のようになります。
それぞれの意味は、以下のようになっています。
- 黎明期: 潜在的技術革新によって幕が開きます。初期の概念実証 (POC) にまつわる話やメディア報道によって、大きな注目が集まります。多くの場合、使用可能な製品は存在せず、実用化の可能性は証明されていません。
- 「過度な期待」のピーク期: 初期の宣伝では、数多くのサクセスストーリーが紹介されますが、失敗を伴うものも少なくありません。行動を起こす企業もありますが、多くはありません。
- 幻滅期: 実験や実装で成果が出ないため、関心は薄れます。テクノロジの創造者らは再編されるか失敗します。生き残ったプロバイダーが早期採用者の満足のいくように自社製品を改善した場合に限り、投資は継続します。
- 啓発期:テクノロジが企業にどのようなメリットをもたらすのかを示す具体的な事例が増え始め、理解が広まります。第2世代と第3世代の製品が、テクノロジ・プロバイダーから登場します。パイロットに資金提供する企業が増えます。ただし、保守的な企業は慎重なままです。
- 生産性の安定期: 主流採用が始まります。プロバイダーの実行存続性を評価する基準がより明確に定義されます。テクノロジの適用可能な範囲と関連性が広がり、投資は確実に回収されつつあります。
面白いですよね。
つまり、2020年の段階では、「5G」などは「これから未来は変わる!!」と大きく取り上げられているものの、実際は本当に理想通り成功するかはわからないのです。
例えば、5Gのメリットとデメリットを取り上げた「Digital Shift Times」の記事では、「セキュリティリスクが高くなる」「5Gに対応した通信機器を用意しなければならない」などのデメリットが考えられる、と書かれています。
なるほど。私はあまりデメリットまで意識を向けていませんでした… 世間が「「過度な期待」のピーク期」であるが故に、「5Gはすごい!」と言う意見を鵜呑みにしすぎて、実情をあまり知らずにいたのですね。
いずれ5Gは、まさしくハイプ・サイクルのように「幻滅期」「啓発期」を過ぎて、「生産の安定期」へとシフトしていくのかもしれません。
信頼性の高いデータをなるべく収集して、物事を判断していきたいですね!
それでは〜
胸板あつし
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ライター : 胸板あつし 東京の大学院生。建築・交通工学や経済学を学んでいるのかもしれない。最近、モテるためにofficial髭男dismを一人カラオケで練習している。が、高音が出ないため、渋々コブクロの黒田のモノマネをすることにした。